昨年2020年はまさに新型コロナウイルスとの激戦の年でしたね。
ウイルス感染拡大に伴い、どの業界でも空調対策が必須となる中、高額な空気清浄機の売り上げは好調で、2021年以降もその伸びは続いていることがTVのニュース番組やネットのニュース記事でも取り上げられています。
こうした背景から空気清浄機の各メーカーがHEPAフィルター技術やイオン発生による空間除菌技術に力を入れていて、メーカー独自の個性的な空気清浄化性能を有した製品が販売されています。
本サイトでも以下の記事で取り上げました。
そうした中、昨年11月よりドイツから日本に上陸し、Yahoo!ニュースや産経新聞などの様々なマスメディアに取り上げられている新たなハイテクノロジー空気清浄機「NANODRON(ナノドロン)」についての紹介です。
2021年2月12日(金)より全国のビッグカメラなど主要家電販売店にて販売が開始されています。
メーカー技術とその驚くべき清浄化性能
「NANODRON」はドイツの空気清浄機器メーカーのHealth Air Technology(ヘルスエアテクノロジー)社による製品で、生産工程の半分をドイツの職人さんがハンドメイドしているオーダーメイドモデルです。
世界20カ国以上で支持されていて、その信頼性は高く、ロールス・ロイスやポルシェ、BMW、シーメンスといった一流企業の工場やオフィス、また病院や学校などでも採用されています。
43件の特許技術が活用されていて、通常のHEPAフィルターのなんと50倍以上の浄化能力を有しています。
吸い込み口にあるプレフィルターで大きな粒子をろ過し、電離セクション、静電フィルターにて0.001μmまでの大気汚染粒子を吸着させます。
そして、吸着させた大気汚染粒子を除去するために必要な1万2000V(ボルト)の高電圧電子による低温プラズマ技術により破壊します。
また二重層活性炭フィルター搭載で、ガス状の気体有害物質やニオイも除去することが可能。
通常の高機能空気清浄機の除去能力は0.1μm程度の微粒子除去が一般的ですが、「NANODRON」は0.001μmの微小粒子まで清浄化できるんですね。
また、クリーンルームの設計思想をベースに開発されているため、一般的な空気清浄機と比べ、構造が異なっているのも特徴的です。
一般的な空気清浄機は本体の下側から空気を吸引し、本体内部のHEPAフィルターなどを通してから上に清浄化した空気を出すというような構造になっています。
一方、「NANODRON」は本体が165cmの縦長のポールのような形状で、高所から部屋の空気を取り込み、ウイルスや細菌、煙、ニオイなどを除去した空気を下から送り出し、部屋の空気を循環させるため、比重の軽い空間上部の空気を優先的に浄化してくれます。
シンプルな操作性と美しいデザイン性
「NANODRON」の操作は非常にシンプルで本体側面についているパネルボタンの電源を押して運転レベル(1 〜 4)を選ぶだけ。
70畳の広さにも対応しており、リビングなどの大きな部屋でも密閉した状態であれば約8時間で部屋の全空気が入れ替わり、脱臭などをしない時は基本運転レベル1で十分な浄化性能を発揮し、稼働音はとても静かです。
また素材や柄が12種類と豊富でデザインも美しく、単純に白色や黒色といったラインナップではなくて、大理石調や木目調、レザーなどの柄バリエーションもあり、高級家具といっても違和感がない仕様です。
国際認定機関が認めるアレルギー対策有効製品
自動車のアフターマーケット向けの検査認証「TUV(テュフ)認証」で知られるドイツハノーヴァーを本拠とする検査機関テュフノルドとECARF(ヨーロッパアレルギー研究財団)という2つの国際認定機関から「呼吸器疾患・アレルギー患者に適した空気清浄機」と認定されています。
価格は88万〜と買い手を選ぶような価格ではありますが、コロナ対策としては非常に心強い製品ですね。(笑)