- 「携帯3大キャリアの新プランの違いが分からない」
- 「どこの新プランが良いの?」
菅内閣の「携帯電話料金の値下げ宣言」に伴ってドコモ、ソフトバンク、auの携帯3大キャリアが新プランを発表しましたが、上記のような疑問を持たれている方も多いのではないでしょうか。
この記事では携帯3大キャリアが発表した新プランの特徴とおすすめできる新プランはどれかということについて解説していきます。
携帯3大キャリアの新プランの特徴
携帯3代キャリアが発表した新プランの特徴を詳しく見ていきます。
他社に乗り換えることで各社が行う割引キャンペーンを受けることができ、通常よりもお得に契約することができます。
自分が利用しているキャリア以外のプランも確認しておきましょう。
なお、各社新プランの登場と同時に話題となっている5G技術導入による通信量無制限プランも各社から発表されているため、「外出先で音楽のストリーミング再生や動画を沢山見る人」や「家にWi-fi環境がない人」は以下の記事を読んでみてくださいね。
【最新】当たり前の無制限が5Gで到来?出揃った大手無制限プランと楽天モバイルで比較する5Gランキング!
逆に「あまり通信量を使用しない方」「今後の安価なプラン」に関しては以下の記事をぜひ読んでみてくださいね。
【最新】ほとんどスマホを使わない人は必見!大手新プラン登場でさらにお得な節約プランを紹介!
ドコモ「ahamo」
ドコモの新プラン「ahamo」は月額2,980円で利用できます。
ドコモの4G及び5G回線を利用でき、データ容量は月に20GBです。
1GB追加するごとに500円が必要となります。
しかし、20GBを超えたとしても最大1Mbpsの通信速度でデータ通信を行えるため、よほど大きなデータ通信を行わない限りは快適なスマホライフが送れるでしょう。
また、5分間の国内通話は何度行っても無料です。
「ahano」の最大の特徴は海外ローミングが行えることやファミリー割が対象されることにあります。
海外に行く予定がある方や家族で契約される方におすすめです。
新プラン開始は3月からで、先行エントリーした場合にはdポイント3,000ptを獲得できます。
ソフトバンク「Softbank on LINE」
ソフトバンクの新プラン「Softbank on LINE」は「ahamo」同様に月額2,980円で利用できます。
また他にも通信回線が4G及び5G、データ容量が月に20GB、1GB追加するごとに500円、20GBを超えても最大1Mbps、5分間の国内通話無料と「ahamo」と共通している点が多いです。
「Softbank on LINE」の最大の特徴はLINEの通信料が必要ないことにあります。LINEを頻繁に使う人にとっては大きなメリットと言えるでしょう。
新プラン開始は3月で、先行エントリーした場合には3,000円のPayPayボーナスを獲得できます。
au「povo」
auの新プラン「povo」は「ahamo」や「Softbank on LINE」と比べて500円安い、月額2,480円で利用できます。その理由はトッピングにあります。
トッピングとはオプションのようなもので「5分間の国内通話無料が月額500円」「通話かけ放題が月額1500円」「データ使い放題が24時間200円」などのトッピングが用意されています。
つまりこれらのトッピングをつける方は月額料金も上がり、必要ないという方は月額2,480円で利用できるということです。
通信回線やデータ容量など基本的な部分は「ahamo」や「Softbank on LINE」と違いはありません。
新プラン開始は3月で、先行エントリーした場合には3,000円のau PAYを獲得できます。
携帯3大キャリアの新プランは用途で選ぶのがおすすめ
海外に行く予定がある方
海外旅行や海外出張を頻繁に繰り返す方はドコモの「ahamo」がおすすめです。
「ahamo」は海外ローミングに対応しているため、海外でも月20GBの容量でデータ通信を行えます。
また通常海外でデータ通信を行う場合は現地のSIMカード等が必要になるのですが、「ahamo」はそのような面倒な手続きをする必要がありません。
15日間を超えて長期滞在する場合には通信速度が制限されてしまうので注意してください。
LINEを頻繁に使う方
LINEを頻繁に使う方はソフトバンクの「Softbank on LINE」がおすすめです。
LINEの通信料がギガノーカウントとなるので、どれだけメッセージを送っても通話をしても通信料が消費されることはありません。
しかし外でLINEを利用せず、家にはWi-Fiがあるという方にとってはそこまでメリットを感じるものではないでしょう。
月額料金をできるだけ抑えたい方
スマホの月額料金をできるだけ抑えたい方はauの「povo」がおすすめです。
トッピングを何もつけなければ月額2,480円で「ahamo」「Softbank on LINE」より500円安い金額で利用できます。
しかし、その分5分間の国内通話無料がトッピングに含まれているので注意が必要です。
携帯3代キャリアの新プランに契約する際の注意点
携帯3代キャリアの新プランに契約する際に気をつけるべき注意点が2つあります。
どちらも各キャリアの新プラン全てに共通する注意点なので確実に確認しておきましょう。
- キャリアメールが使えない
- サポートやサービス対応を受けられない
1.キャリアメールが使えない
携帯3代キャリアの新プランはキャリアメールを使うことができません。
そのためメールアドレスを登録する際にキャリアメールを使用している方はGmail等のフリーメールに変更しなければならないので少々面倒かもしれません。
2.サポートやサービス対応を受けられない
携帯3代キャリアのプランは店頭でサポートやサービス対応を受けられません。
ドコモとauは専用のアプリ、ソフトバンクはLINEでそれぞれ完全にオンライン上だけの対応となります。スマホの操作に慣れていない方はやめておいたほうが良いでしょう。
オンライン専用のプランの特徴
またこれまで上げた携帯3大キャリアの各新プランはいずれもオンライン限定のプランとなるため、次のような点にも注意しましょう。
- 契約手続きの方法は?
- スマホが故障した場合の対応はどうすれば良いの?
- 支払い料金は定額?
- 海外ローミングは使用可能か?
- 家族割などの割引は適用されるの?
- 「5G」にも対応してるの?
1.契約手続きの方法は?
オンライン専用プランは特徴的なデメリットとして店頭などからの申し込みができず、専用の申し込みサイトやアプリなどから行う必要があります。
ソフトバンクの新プラン「Softbank on LINE」の場合、スマホアプリの「LINE」から契約の新規申し込みや契約内容の変更などが可能で、店頭でのサービスの代わりに「LINE」のチャットによるサポートが行われる予定です。
また、ドコモ新プランの「ahamo」は契約者が20歳以上というような条件があり、20歳未満の契約は保護者が契約する必要があるなどの注意点もあります。
2.スマホが故障した場合の対応はどうすれば良いの?
Webチャットなどオンラインでの手続きが原則になります。
ドコモ新プランの「ahamo」に関しては端末故障時や紛失・盗難といった緊急事の対応については専用電話窓口によるサポートも受けれる場合もあるようですが、au、ソフトバンクについてはそうした専用電話窓口対応の有無については現状は不明です。
3.支払い料金は定額?
先ほど各キャリアごとの紹介時にも解説したように、ドコモ新プランの「ahamo」、ソフトバンクの新プラン「Softbank on LINE」は月額基本料は2980円で、auの新プラン「povo」は2480円、これらは割引などが設けられていないため固定されています。
ただし、これまで通り無料時間分を超過した通話料などの別途料金は発生します。
4.海外ローミングは使用可能か?
ドコモ新プランの「ahamo」に関してはアメリカやヨーロッパ諸国などの海外82の国・地域で、月20GBまでモバイル通信を利用できる(追加料金もかからない)とされている一方、ソフトバンクの新プラン「Softbank on LINE」、auの新プラン「povo」については現状は未公表です。
5.家族割などの割引は適用されるの?
基本オンライン専用プランはどれも家族割が適応されません。
ただし、ドコモ新プランの「ahamo」に関しては割引はされないが、家族がドコモユーザーで「ギガホ」などの家族割プランに加入している場合、その家族割に含まれる回線としてカウントされるためメリットはあります。
6.「5G」にも対応してるの?
ドコモ新プランの「ahamo」、ソフトバンクの新プラン「Softbank on LINE」は4G/5Gともに利用可能であると説明されています。
auの新プラン「povo」に関しても2021年の夏から5G対応予定です。
つまり、これまで携帯ショップで窓口を通して行っていたような契約のやりとりがなくネットでスムーズに契約できるメリットがある反面、先ほど紹介した注意点のように契約時の不明点の口頭説明やお得なキャンペーンの案内などもないため、私たちユーザーが自分で調べる必要があります。
そうしたショップの人件費を削減した価格帯のプランとも言えますね。
まとめ
これまでに紹介した内容とその詳細も含め、下にまとめておきます。
携帯3代キャリアが発表した新プランですが、それぞれに異なった特徴があります。
通信回線やデータ容量などの基本的な部分は共通している点も多いので、どこが違うのかを確認して自分に合うプランをしてください。
また先行エントリーで得られる特典も各キャリアで用意されているので、プランを変更される方はプラン開始前日までに行うようにしましょう。