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TableauのLOD関数について使い方を踏まえて紹介

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TableauのLOD(Level of Detail)関数は、データの詳細レベルを制御し、複雑なデータ分析を可能にする関数です。

以下に、主要なLOD関数とその使い方を一覧表にまとめました。

関数名 構文 説明 使用例
FIXED {FIXED dimension : aggregation} 指定したディメンションで集計を固定します。 {FIXED [Region] : SUM([Sales])}
INCLUDE {INCLUDE dimension : aggregation} ビューのディメンションに追加のディメンションを含めて集計します。 {INCLUDE [Category] : AVG([Profit])}
EXCLUDE {EXCLUDE dimension : aggregation} ビューのディメンションから指定したディメンションを除外して集計します。 {EXCLUDE [Sub-Category] : MAX([Quantity])}

使用例

  1. FIXED関数
  2. 説明: 指定したディメンションに基づいて集計を固定します。ビューの他のディメンションに影響されません。
  3. 使用例: {FIXED [Region] : SUM([Sales])}
  4. 用途: 地域ごとの売上合計を計算する際に使用します。
  5. INCLUDE関数
  6. 説明: ビューのディメンションに追加のディメンションを含めて集計します。
  7. 使用例: {INCLUDE [Category] : AVG([Profit])}
  8. 用途: カテゴリごとの平均利益を計算する際に使用します。
  9. EXCLUDE関数
  10. 説明: ビューのディメンションから指定したディメンションを除外して集計します。
  11. 使用例: {EXCLUDE [Sub-Category] : MAX([Quantity])}
  12. 用途: サブカテゴリを除外して最大数量を計算する際に使用します。

詳細な使用例

FIXED関数の使用例

説明: FIXED関数は、ビューの他のディメンションに関係なく、指定したディメンションで集計を固定します。

  • 使用例: {FIXED [Region] : SUM([Sales])}
  • 用途: 地域ごとの売上合計を計算する際に使用します。例えば、都道府県ごとの売上を計算する場合に便利です。

INCLUDE関数の使用例

説明: INCLUDE関数は、ビューのディメンションに追加のディメンションを含めて集計します。

  • 使用例: {INCLUDE [Category] : AVG([Profit])}
  • 用途: カテゴリごとの平均利益を計算する際に使用します。例えば、各カテゴリ内の平均利益を計算する場合に役立ちます。

EXCLUDE関数の使用例

説明: EXCLUDE関数は、ビューのディメンションから指定したディメンションを除外して集計します。

  • 使用例: {EXCLUDE [Sub-Category] : MAX([Quantity])}
  • 用途: サブカテゴリを除外して最大数量を計算する際に使用します。例えば、特定のサブカテゴリを除外して全体の最大数量を計算する場合に有効です。

これらのLOD関数を活用することで、Tableauでのデータ分析がより柔軟かつ詳細に行えるようになります。

具体的な使用例や詳細な説明については、Tableauの公式ドキュメントを参照してください。

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